つつじ・しゃくなげの育て方 |
お役に立つ手入れ方法 | 基本のお手入れ | 春のお手入れ | 秋のお手入れ | 冬のお手入れ |
***しゃくなげ 編*** |
シャクナゲはボール状に咲く貴品のある花が魅力です。日本の高山に自生するものを日本シャクナゲ(和シャク)、欧米で品種改良されて日本に来たものを西洋シャクナゲ(洋シャク)と呼んでいます。日本シャクナゲの代表的なものは、筑紫シャクナゲ・ホンシャクナゲ・吾妻シャクナゲ・天城シャクナゲ(京丸シャクナゲ)・屋久島シャクナゲ・細葉シャクナゲ・白山シャクナゲ・黄花シャクナゲ・などが有ります。シャクナゲは文明から遠く隔たったヒマラヤや中国奥地、アジアの山中で神秘な自然の中でひっそりと、しかし妖しいばかりの美しさで咲き続けていました。日本の平野部などとは環境が余りにも違うため栽培は容易ではありませんでしたが、数多のシャクナゲ愛好家の努力で品種改良されて容易に栽培が出来るような強い品種がつくられて現在に至っています。 |
育成環境 (栽培と場所) |
シャクナゲは栽培が難しいと良く言われますが、環境が整っていればそれほど難しいと言う事は有りません、ただ耐寒性、耐暑性と品種によって異なりますのでその特性を知ることです。購入する際良く聞いて購入すると良いと思います。一般的に言われる事は、午前中に日が当たり、午後は日陰に成るような所が最も適した環境といえます。これはシャクナゲが西日を嫌う性質を持っているためですが、かといって植物なので日光が当たらないというと旨く育たないためです。強い日差しが一日中当たる所で育てるような事は避けたい場所です。 また湿度が高い所はさらに良い環境と言えます。シャクナゲをとりまく空気の湿度を如何に高くできるかで健康状態が決まってきます。このため冬場の北風が避けられるようなところで栽培しましょう。他の樹木や植物の間に植えるにも、他の植物が蒸散した水分によって湿度が上がるので良い方法です、また暑い日、空気の乾燥している時などは葉水を掛けてやるのも一つの方法です。 |
栽 培 用 土 |
栽培する土ですが、水はけが良く、腐葉土質が豊富で根が十分に張れる所が良いでしょう。シャクナゲは酸性土を好むところから赤土や火山灰の黒土で腐葉土を多く含む軽い土が適して鹿沼土などが一般的に使われております。(やや乾きぎみに育てるのがコツかと思います) (注)根は旧土と新土になじみ難いので、旧土を最低でも1/3は落し植え込むこと。 |
肥 料 |
多肥は必要としませんので、春の育成開始に間に合うよう3月初旬くらいに油かすを少量与え、開花後に樹勢を良くするため与え、多肥は新芽の成長を良くし翌年の花付きを悪くし、また樹姿が間伸びしてしまいます。 |
***つつじ 編*** |
日本にはツツジの品種が多く生息している、その種類の多さでは世界一と言っても過言ではないと言われております。常緑性や落葉性、半各要請と品種多種多様で花色、花形ともに変化に富んでいます。庭に植えれば(鉢植え、盆栽にも適す)基本さえ正しく出来れば毎年たくさんの花が咲き続けます。またどんな環境でもきわめて丈夫で、害虫さえ気をつければとてもよく生育し、ほとんどの品種が耐寒、耐暑性に優れています。 |
栽培用土と場所 |
育成する上でのポイントですが、ツツジ全般に陽光を好むところから赤土や火山灰質の黒土で腐葉土質、軽石が適していますが、一般的には鹿沼土と前記の混合された土を使用しています。 |
植 え 付 け |
植付けは、3月〜4月と9月〜11月が良いでしょう。花芽は7月〜9月にかけて新芽の先端につくられるので、花の終わった直後に刈り込みを行って樹姿を整えると翌春に綺麗に咲きます。 |
肥 料 |
多肥は必要としませんので、春の育成開始に間に合うよう3月初旬くらいに油かすを少量与え、開花後に樹勢を良くするため与え、多肥は新芽の成長を良くし翌年の花付きを悪くし、また樹姿が間伸びしてしまいます。 |