シャクナゲ編へ戻る 『吾妻シャクナゲの写真集』 シャクナゲ編へ戻る
 ふつうに「シャクナゲ」といわれることもある。東北地方では葉の裏毛が落ちた跡が白く残るので「ウラジロ」と呼び、白山石楠花を「シャクナゲ」といって区別している。関東地方から本州中部以北にかけて分布しており、分布域が異なる白山石楠花より標高が低い所に生育している。樹高は2〜3m開拡型で分枝性がよく、日の当たる所で生育したものは自然と盆栽風になるものが多い。葉の大きさ長さは10〜15pほどの皮針形から長楕円形で厚みがある。葉裏には褐色毛があり、この裏毛は屋久島石楠花と見分けが付きにくい密毛から本石楠花に近い短毛まで地域的にかなりの固体差がある、また屋久島石楠花より早く脱落する。花は花冠の径が4〜5p位のロート状で先端が5裂し雄しべ10本を有し10花程度の花房を作る。花色は淡桃色(地域によって酔白〜濃色まで幅広い)で咲き始めは濃く次第に退色する。開花期は東北南部の平地で4月中旬〜4月下旬で無鱗片の日本石楠花では、黄花石楠花の次に早い種類である。                    
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